お知らせ-みんなの訪問看護|保土ヶ谷・相模原・木曽・戸塚

お知らせ

2019.8.13

全体研修「終末期にある乳がん患者と家族の看護」

みんなの訪問看護リハビリステーションと
みんなの福祉用具のホームページをご覧いただきありがとうございます。
残暑お見舞い申し上げます。

大船中央病院 看護部 乳がん看護認定看護師の 村田 麻美 様をお迎えして、
乳がんに関する全体研修を行いました。
研修内容は、スカイプで、すべてのステーションに実況を行い、
欠席のスタッフに対しては、内容を録画し後日確認してもらいます。

「終末期にある乳がん患者と家族の看護」と題し、
スライドを使い、村田様の専門的知識と豊富な経験から講習をしていただきました。
主な内容は、乳がんの疫学、治療法、痛みのアセスメント、患者や家族との関わり。

乳がん患者は、乳がん罹患から最期の時までの経過が長く、
身体的・精神的・社会的と様々な苦痛を体験します。
また、がん患者の家族は、日ごとに変化する状態変化を目の当たりにし、患者同様の不安や辛さを抱えています。
いかに患者や家族の想いを表せるようにし、そしてそこに寄り添えることができるかが大切であるとのことでした。

先日の国立がん研究センターが発表した5年生存率のデータでも、
乳がんは、前立腺がんに続き、90%以上の高い5年生存率であることが公表されました。
これは、それだけ長い期間、乳がん患者および家族は病気に向き合い続けなければならない
ということをも表していると思います。
ご利用者様、そしてご家族様へのフィジカル面、メンタル面での厚く適確な看護・サポートを志すことを
改めて目指していきます。

村田様には、遅い時間からのスタートでありながら、
講義だけでなく、質疑応答にも応じていただきありがとうございました。
最後はじっくり時間がとれず、慌ただしい質疑応答になってしまったことをお詫びします。
また、村田様による講義を許可していただき、ご協力いただいた
社会医療法人財団互恵会 大船中央病院様にも厚くお礼申し上げます。