代表挨拶
みんなの訪問看護リハビリステーション

森元 陽子
株式会社モリモリ 代表取締役社長
訪問看護認定看護師 主任介護支援専門員
2011年3月11日 東日本大震災が起きました。
私はその時、別の訪問看護ステーションの管理者をしておりました。
管理者になるまでは、看護学校から病院勤務となり、三人の子育てによる退職を経て、再び非常勤看護師、常勤看護師となりました。
震災のあったあの時、誰もが思った、“どうしよう。なにかできないだろうか?”
この思いが、自らステーションを立ち上げる原動力になりました。
幸せのバトン
当社は、2011年に設立以来、地域の皆様に支えられて活動を続けてまいりました。
訪問看護は、いつの時代でも、その人らしく生き貫くために、必要であると考えます。
私が訪問看護を知ったのは約25年前です。
初めてご利用者様のお宅へ訪問し、看護させていただいたとき、『自分がやりたいのはこれだ!』と直感しました。
いままで私は何をしてきたのだろう。
看護師として、周りの先輩看護師、医師に気を使いながら、本当に自分がやりたいことができていたのだろうかと考えさせられました。
『訪問看護こそ、私の天職だー!!』
そして、この天職であり、やりがいのある訪問看護を知ってもらうために、訪問看護認定看護師となり、主任ケアマネジャーになりました。
大好きな訪問看護に携わるすべてのことを知り、少しでも誰かの役に立ちたい一心でした。
訪問看護師となり、会社を興し、次の欲が湧いてきました。
いつまでも成長し続ける会社にしたい。地域に貢献できる会社にしたい。
地域からのどんな要望にも対応したい。
それらを実現させるために、いつも根底にあるのは、大切なスタッフの皆さんのこと。
スタッフが幸せになってほしい。
その幸せが、家族に、ご利用者様に、地域の皆さんに流れてほしい。
設立して12年、私たちも少しずつ年齢を重ね、子供たちも大きくなり、次は自分たちが安心して死ねる場所探し。終の棲家ですね。
自分たちが入りたいと思う施設を作り、自分たちが看護・介護をしたり、されたり、、、
天職を全うし、いつの間にか息を引き取る日が来れば。
それがここ最近の私の夢になっています。
私たちの子供たち、私たちの教え子たちが、私たちの会社で働きたいと思ってもらえるようにしたいと考えてきました。
バトンを受け、バトンを渡す、後世に残り続ける会社を目指しています。
そして、それがいま、徐々に実現になりつつあります。
メディア紹介
2018年

『訪問看護師という生き方』
著者:森元 陽子
出版社: 幻冬舎 (2018/5/31)
新書: 192ページ
ISBN-10: 4344916565
ISBN-13: 978-4344916562
2022年

『訪問看護師という生き方』(改定版)
著者:森元 陽子
出版社: 幻冬舎 (2022/6/24)
新書: 192ページ
ISBN-10: 434493864X
ISBN-13: 978-4344938649
ご好評につき新たなエピソードを追加した改訂版が発売となりました。
若干の修正と、変更が加わっております。
現在、旧版とともに改訂版も購入可能です。