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皆さまは「フレイル」という言葉をご存知ですか?
2月14日に、上菅田地域ケアプラザ様からの依頼で、弊社 言語聴覚士・心理カウンセラーの山下皓司が、笹山団地集会所において、地域の住民の皆様に向けて、「話せる・聞こえる・食べられる ~フレイル予防の秘訣講座~」と題した講習会を行いました。
地域の皆様には、寒い中お集まりいただき、熱心に耳を傾けていただきました。
本当にありがとうございました。
海外の老年医学の分野では「Frailty(フレイルティ)」という言葉が使われています。「Frailty」を日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などになります。
日本老年医学会は、高齢者において起こりやすい「Frailty」に対し、正しく介入すれば戻るという意味があることを強調するため、「フレイル」と、共通した日本語訳にすることを2014年5月に提唱しました。
フレイルとは、体がストレスに弱くなっている状態のことを指しますが、早く介入をすれば元に戻る可能性があります。高齢者のフレイルは、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては、特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。高齢者が増えている現代社会において、フレイルに早く気付き、正しく介入(治療や予防)することが大切です。
フレイル(虚弱)の3つの要素
・「身体」の虚弱 サルコペニア(筋肉量減少による筋力低下、身体機能低下)
・「こころ・認知」の虚弱 うつ、認知機能の低下など
・「社会性」の虚弱 閉じこもり、孤食など
フレイルにならないよう、早く気づいて、早い予防が大切です。
1.体重減少:意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少
2.疲れやすい:何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる
3.歩行速度の低下
4.握力の低下
5.身体活動量の低下
これらに心当たりがあれば、即予防で、元の健康な生活に。
このような講習をご希望でしたら、お気軽に弊社までご連絡ください。